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アイドルのライブを再び見てきました

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一ヶ月前にMIGMA SHELTERというアイドルグループのワンマンライブを見てきた感想は上記のブログに書いたとおりなのですが、再びライブに行ってきました。前回のライブでツアーファイナルが一本追加されたという発表があり、今回はその「ORBIT TOUR 2018+ @渋谷WOMB」に行ってきたということです。でも、今回はこのライブ自体の感想はあまり書けていません。

前回は、ライブ終わりの高揚感のまま一言二言なにか言って写真を撮れたらいいなという気持ちになったんですけど、開演前の物販でもうそのチェキ券が売り切れてしまっていて、その反省を活かして今回は開演前物販から行くことにしました。

14時から開演前物販が始まるので、ちょい前に着ければいいかなと思ったんですけど14時ちょうどに渋谷に着きました。会場はWOMBというクラブで、またも道玄坂のラブホ街のなかにあります。駅から10分ほど歩くとついて、入り口の方に延びてる列に並びました。そのまま流れに乗って進みながら待っていると、スタッフさんの声が響きました。

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「ヨネコチェキ券完売でーす!」つづけて「コマチ完売しました!」と言っていて、今日のライブでMIGMA SHELTERから卒業するヨネコ(赤)と、コマチ(藤色)のふたりのチェキ権が僕の前に折り返し三列ぐらい残してる時点で売り切れていました。卒業するヨネコが即完するのはわかるけど、コマチも10分遅れただけでこうなるぐらい人気なの!?セイセイのチェキ券買えんの!?となりましたが、なんとか無事買うことができました。今日は同行者がいるので、いったん外にでて何かしらを食べて待つことにします。

 

 15時半に落ち合う予定だったんですけど、この人がなんというかそそっかしい人でして。忘れ物をしない、電車の乗り換えミスをしない、遅刻をしない、この三つを同時にこなせる確率が異常に低く、今日も忘れ物をした上で遅れてきました。ストロングゼロを飲みながら待ってたんですけど、そのことを言ったら、「酒臭っ!本物のオタクじゃねーか」と言われました。開演してから10分後ぐらいに入場すると、もうそこは超満員の熱気に溢れた空間で、ミグマシェルターと同事務所に所属する姉グループにあたる、There There Theres(旧BELLRING少女ハート)のライブが始まっていました。

 

 ツイートしたとおりで、今回ライブに行きはしましたけど、アイドルたちのパフォーマンスを見聞きできたかというと、あんまりできていないというのが実際のところです。どちらかというとオタクたちを味わった量のほうが多いです。僕の身長が160cmというのもあって、胸から下はほぼ全く見えません。背伸びすれば見える割合が3:7ぐらいにはなるんですけど、ずっとしているのも厳しいです。ただ、会場はクラブだけあって、音響はとても良いです。

ストロングゼロを飲んで身体が適度にふらつく程度に酔った状態と、物理的に身体が持ってかれるクラブのスピーカーの低音との相乗効果がとても良いというのはありました。ただそれも、すさまじいオタクの鬨の声でいくらか打ち消されているという感じです。この曲のこの部分ではこう唱える、一緒にメロディを口ずさむ、跳ね回る、そういうのが全部できあがってるんですよね。ですから、楽曲とオタクを聞ける割合も4:6〜6:4ぐらいかなという感じでした。さらに、身体の向きを変えてられないレベルの押しくらまんじゅう状態で、しかも動き回るから身体めっちゃもってかれるし空調が強く効くまでの間酸素もあきらかに薄いしで、なんというか楽しむものというよりは試練という性質のものだった、という感覚です。なお同行者は試練にふるい落とされて、前線から離脱していました。僕の前に居た人はそんな中でも写真を取り続けていて、屈強ですごいなと思いました。次回行くのであれば、何としてでも最前列か最低でもその一個前ぐらいを位置どらないとライブ体験がかなり薄まってしまうなという感じです。

全体的にそんなんだったので、ライブパフォーマンスがこうだったああだったという感想を述べられるほどの体験をできていません。ざっくり紹介しますと、一番手ゼアゼアは黒い羽がついたセーラー服を着て、60~80年代風サイケ・パンクっぽいサウンドで歌って踊る、二番手ゆるめるモはつなぎ姿にニューウェーブサウンドで……と聞いていたはずが、無国籍民族風衣装みたいな姿で、ももクロ〜でんぱ組以降の今風の超展開するアイドル楽曲ををお送りしているという印象でした。DJ後藤まりこは、DJしながら曲に合わせて叫んだり煽ったりマイクもったまま客の上にダイブしたり、後藤まりこだなあという感じでした。ミグマシェルターがどんなんかについては前の記事に記した通りですが、今回は圧倒的に見聞きできた情報が少なくて、前回とは違ってここがどうだったとかはあまりありません。アンコールでメンバーが水着姿で出てきたりはしていたというのはありましたけども。

でも、前回とは異なる明確な体験がひとつだけあって、それは人生で初めてアイドルとチェキを撮るという行為をしたことです。アンコールが終わったあと、スタッフのアナウンスに従って特典会の列が作られました。ゆるめるモは1Fのラウンジ、ミグマシェルターはフロア前方にメンバー全員との集合チェキ、左手に向かってメンバー個別チェキ、各位並べとなったので、セイセイ列にて先回しになっている集合チェキが終わるのを待ちます。体感的にはそんなに待つこともなく、すぐに個別チェキがはじまりました。実際どんな流れでどんなお作法で進んでいくのかよく知らなかったんですけど前の人たちを見るに、券を渡す→撮影準備までのあいだちょっとだけ喋れる→撮影する→チェキに書き込む等の間ちょっとだけ喋れるという流れのようでした。近くで見るアイドルの子たち、インディーズと言えどもなんやかんや可愛いです。たぶん顔の造形そのもの云々よりも、化粧が研ぎ澄まされているんだと思います。それはメイクスタッフがいるのか、人に見られまくると化粧の方法論がどんどん向上してゆくのかはわかりませんが。

そんなうちに僕の番になり、券をセイセイに渡すと「わ〜来てくれてありがとう!」とにこやかかつフレンドリーに微笑んできて、あ、やばい、これ心持ってかれて好きになりかねないやつだ、10代とか20代前半とかだったらあぶねえな、となりました。女性全般に対して、女!顔や仕草が可愛い!好き!性の対象!気を抜くとあの子の顔が浮かんでくる!といった具合に思考が直列しないように、普段は「わーあの女の子は可愛いな、赤ちゃんとか子猫のように可愛いなー」というカテゴライズに認知を寄せている向きがあるんですけど、それを突き破ってドキッとなってしまう可愛さでした。写真で見ても動画で見てもライブで見ても可愛いなとは思っていたんですけど、対面の凄みは下手したら何を言うかも飛んでしまうぐらいのものでした。ブログに書いて整理してなかったら、一ヶ月のライブもに来た、すごい良かったから一言二言声をかけて写真を撮りたいという気持ちになった、これからも頑張ってくださいというようなことも言えなかったかもしれません。すると「初めてきてくれたの?わあありがと!どう撮る?してほしいポーズとかある?」というようなことを言われて、これについては何も考えてなかったので、自己紹介のときにしているポーズをしてもらいました。撮影が終わり、チェキにに日付と宛名を書いて渡されて、最後に「時間なくてあまり話せなくてごめんね〜また来てね!」と手を握られて初めてのチェキ体験は終わりました。

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とりあえずチェキを撮ってみてえという一月からのタスクは完了しましたし、セイセイはとてもかわいく人当たりもよくて良かったんですけど、これ分別があまりないお年頃に体験していたら、なかなかの甘い毒じゃないかなということはかなり思いました。知り合いにそこそこ人気の風俗嬢の人が居るんですけど、その人がよくやっているのと同じような雰囲気が出ているんですよね。というのは、この人は自分に好意をもっているのではないか、この人は自分が来たことを喜んでいる嬉しがっている楽しんでいる、そう思わせるような絶妙な接し方がご提供いたされるということです。擬似恋愛が売り物というレトリックは良く聞いたものですが、疑似承認という感じでしょうかね。ほっておいても勝手に得られるわけではあまりない、とても可愛い女の子から恋愛対象として承認されているかのような雰囲気を1000円で1分ほど得られるというのは、実はコストパフォーマンスが良いのかもしれないです。なんとか人生で疑似じゃないのを得られてきた経験があるからよかったものの、まだないうちにそっちに踏み入れていたら深い沼にハマってしまったのだったのだろうなという感じです。

なるほどそりゃあこの擬似恋愛や疑似承認が得られるのであればキャバクラにもアイドルにも風俗にも行くやついるわ、という納得が生まれました。TVで見るにメジャーアイドルのAKBとか乃木坂とかの握手会なんかだと10秒ぐらいで剥がされてるっぽくて、こう客観的にみるとよくやるなあという思いもありますが、女相手に1000円2000円おごってるだけと考えればままあることでもあるなあとも思います。より深く、毎月給料の何割かを貢いで、自分がいかに真摯に応援しているのかという実感を得ながら、あわよくば1ミクロンぐらいの確率で自分と何かあるのではないかという期待を抱く、そういう祈りのようなムーブもそりゃあ発生するだろうなという感じです。恋愛感情を持つと脳内麻薬が出るというのは聞いたことがありますが、それならば擬似恋愛を売り物にしているのって薬の売人みたいなもんなんですかね。

このライブの次の日には、地下も地下なアイドルのライブのお手伝いをしてきてました。5組出演してるけど1組を除いて自分の出番以外は物販までずっと楽屋にこもりきり、でもTwitterには○○さんと共演させてもらいました〜みたいなお互いに写真をアップしていて、社交でした。前日の1/20ぐらい規模のライブなのですが、こちらでも物販で経済が行われていました。これはロックバンドでライブハウスに出演した経験がある人ならえっとなると思うんですけど、一番物販が売れていないグループでも、収支は5000円ほどのプラスとなっていました。あと、ただ単に顔が良い子ほど客が群がるというわけでもなく、ステージ上で激情的なパフォーマンスを繰り広げている人ほど人気という感じでした。さらに知ったのは、まあ例外もあるんでしょうけど、チェキのアイドル:運営の取り分が7:3ということで、これ前述の風俗嬢の人のお店との取り分と同じということでした。てことは、昨日のキャパ600人の箱が満員になり計15人が出演するライブなら、一人あたりだとたぶん40〜60人ぐらいとはチェキ撮ってそうなんで、取り半だとしても……やめときましょうか。

ご覧の通りで、1度チェキに踏み入れてみるとライブが良かった云々は吹き飛んで、可愛さにやられてやばいという面がかなり大きいことがわかりました。その先に広がるのはより深い沼だということが流石にわかっているはずなので、のめり込むことはまずないでしょうけども。ところで、この記事のエンディングテーマに紹介したいのが、MIGMA SHELTERのDeeperという一曲です。

朝まで食べ尽くして
沼にて Deeper Deeper 
夢見る暇も無いくらい
眠るの Deeper Deeper Deeper...

 

www.youtube.com

*1:※この写真は前回のです。